2011年 8月28日
先週、講座が終わって食料品などを買って帰る途中、芥見から長良古津を抜けていつものグランドホテル近くの信号にさしかかった時、何故かそんな気になって、いつもは直進するところを左側のカーブの道(つまり川べりに行く道)に入ってみた。
いろんな旅館の駐車場のある近くに停めて、もっと川に近いところまで下りてみた。
川岸で水につかっている草たちの、蒸れたような匂いが印象的だった。藻のような……何かの匂いに似てるなと考えていたら、そうか、釣りたての鮎の匂いとおんなじだと気が付いた。そっか、川って鮎の匂いなんだ。いや、鮎が川の匂いなのか? まあどっちでもいいか(笑)。
川面のきわがコンクリートの上にさざ波のように寄せたり引いたりしていて、もう一歩進めば川の水につかりそうというところまで近寄ってみた。
こんなに近寄った事は一度もなかった。
考えたら、高校で初めて岐阜に来た時でさえ、車椅子だったから川べりには行けずに部屋の窓からしか見ていないし、桜通のプロバイダに勤めた時の歓迎会で岐阜市を案内された時も、確かに川を見には来たがここまで近くには寄ってない訳だから、初めての出来事だ。
思わず、川に引き寄せられそうな気さえして、石段のところに戻り、しばらく川と金華山を見ていた。
川では、上流方向で子供たちが泳いだりゴムボートみたいのに乗ったりしているのが見えた。下流方向では夕方の日差しで水面がひたすらキラキラとしていた。
まだ夏の色をしている空の下、ほんの少し、ぼーっとした時間を過ごした。
たまには、こんな時間もありか。
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12:21, Sunday, Aug 28, 2011 ¦ 固定リンク
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