2011年 9月6日
朝、いつものように講座に行くべく、ドアを開けて外に出た瞬間、ふぁーっと吹いて来た風の感触に思わず空を見上げた。
「あ。秋になった」。
昨日までの、そのあたりにこもっていた熱した空気がどこかに散って、涼やかで心地良い、独特な感じの風。
それに、これまでのようなもくもくとした綿のかたまりみたいな雲がいっぱいいた空ではなく、何処までもすっきりと抜ける、真っ青な空。
秋の空気だ。
岐阜は本当に、季節が進むのが急だ。
毎年の事ながら、いつも『ドアを開けて隣の部屋にポンと一歩入る』くらいの感覚で、春から夏になり、夏からまた秋になる。
しかし心地良い空気だな。
岐阜でこれだけ心地良いなら、飛騨の野原や山を歩くには今くらいが一番良い頃合いかも知れない。
時間がとれるようになったら、川の音をBGMに、ゆっくり草の生い茂った地面を歩いてみたい気がする。
あたふたとせわしい授業の傍ら、肌に触れて通り抜けて行く季節の風を感じつつ。 |
16:23, Tuesday, Sep 06, 2011 ¦ 固定リンク
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