← |
2025年5月 |
→ |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
|
|
|
|
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
洗剤を買いに行く必要があったので、どうせ外に出るなら、と、少し川べりを走って来ました。 作業場から鷺山を抜けて、岐阜城をたたえる金華山と、そのふもとに流れる長良川を見ながらすーっと走れるその道は、高輪にとって心落ち着ける道でもあります。鷺山、長良、長良古津、加野南、芥見。そして芥見からターンして戻る。 仕事が終わって開放的な気持ちになっている時、あるいは逆に、迷ったり考えたりしている事がある時、もやもやした気持ちの時……何故かその道を走りに行きたくなります。
その道の途中、丁度岐阜城&金華山が真ん前に見える、岐阜グランドホテルというのがあります。つまり、そのホテルと金華山に挟まれたところの道を走っている訳ですが、このホテルは、高校1年の校外授業で泊まったホテルだったりします。
高輪は元東京都民なので、通っていた高校も都内でした。ゆえに、向こうでは研修旅行やそういう旅行系の行き先は、1泊程度なら長野や東海地方である事が多いのです。その時の行き先も、明治村探索&鵜飼という事で、宿泊先がこのホテルだったんです。 当時は岐阜といわれても、「ギフ?って何処??」ってなもので、「岐阜」という漢字も書けるかしら、ってくらい縁遠い場所でした。 そこに、学校の旅行で行く事になり。 生まれて初めて岐阜の地を踏んだ場所、それが、そのホテルでした。 岐阜のそのホテルに着いてから、他の生徒は皆、川べりまで出て鵜飼を見に行けたのが、高輪は当時車椅子だったので、1人で部屋から遠目に見ました。ほの暗い夜の中、遠くに揺れる火がとても印象に残っていました。また、行きも帰りも道々に柳の枝が揺れていたのがずっと心にありました。 でも、旅行が終わって、学校を卒業していろんな波にもまれている間、「岐阜」を思い出す事は殆どなく、ましてやそんな岐阜に、何年かのちにまさか自分が住む事になるとは、全くもって想像すらしていませんでした。
それが、岐阜に何だか縁が出来て初めて引っ越してから、はや16年。 そして、今の作業場に引っ越して、その道を頻繁に通るようになって、数年。 その道を通ると何だか落ち着くのは、そこが高輪にとって、岐阜の出発点だったからなのかも知れません。 かつて泊まったそのホテルを、ちょっと懐かしく見上げながら、今日も川べりを走る高輪でした。 |
18:11, Sunday, May 15, 2011 ¦ 固定リンク
¦ 携帯
|
携帯で読む |
URLを携帯に送る
※Read Only、プレーンテキストでの閲覧用です。 書き込み、コメントは出来ませんm(_ _)m。 |
|